
この記事では、クイズ型コンテンツと「スタートアップ用語集」を組み合わせ、知名度の低かったプログラムを短期間で認知拡大させることを目指したかながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(以下、KSAP)様の取り組みをご紹介します。
今回は、KSAP担当の村上様と相川様、コンテンツの監修を行っていただいた若林様にお話を伺いました。
「まだ十分に認知されていないサービスやプログラムを、スピーディに広めたい」
という悩みを抱える企業のご担当者 にとって、非常に参考となる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

はじめに、今回クイズ型コンテンツを導入していただいた、KSAP様について紹介します(以下敬称略)。
KSAP(かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム)は、社会課題解決型スタートアップを支援する神奈川県主催の団体です。神奈川県の経済活性化と社会課題解決の両立や質の高いベンチャー企業の創出と育成を目的として活動を行っています。
KSAPは、神奈川県が主催する公的なスタートアップ支援プログラムとして、社会課題の解決を目指す起業家を手厚くサポートしています。 今回の「シード編」は、事業化を目指すシード期の起業家を対象としたプログラムでした。
しかし、募集をすでに開始していたものの、行政主体で実施する従来のウェブサイトやSNSでの情報発信だけでは、本当に届けたい起業準備層やシード期起業家に十分リーチしきれていないという、課題を抱えていました。 募集期間が限られている中で、プログラムの認知度をいかに迅速に、かつ効果的に高めていくかが喫緊のテーマとなっていました。
そこでFunda Naviでは、KSAP様の認知度不足という課題を解決するため、SNSでの拡散を起点としたコンテンツマーケティングをご提案しました。具体的には、参加者の知的好奇心を刺激する「スタートアップ用語クイズ」と、さらなる学びを提供するプレゼント資料「スタートアップ用語集」の制作をご支援しました。

今回の施策は、KSAP様、監修の若林様、そしてFunda Naviの3者で密に連携しながら、初回のお打ち合わせからわずか15日間という短期間で進行しました。 ここでは、その過程を「企画」「制作」「リリース・拡散」の3つのステップに分けてご紹介します。

1. 企画
施策を成功に導くため、制作に取り掛かる前に、まず目的とターゲットを明確に定義することから始めました。

2. 制作
次に、クイズ型アプリケーションや用語集(プレゼント資料)の具体的な企画・デザイン・文章作成などを短期集中で進めました。

3. リリース・拡散
完成後は、プログラムの募集時期に合わせてSNSを中心にクイズを公開し、多くのシード期起業家に届ける仕組みを作りました。

募集期間中という限られた時間の中で公開したクイズコンテンツは、私たちの想定を上回る大きな反響を呼び、事業成果にも直結しました。
リリース1週間で参加者は1,045人に達し、うち124人は参加者のシェア経由での流入でした。 平均滞在時間も94秒と、コンテンツが最後までしっかり読み込まれていることがわかります。
クイズ公開後、プログラムへの応募者は昨年の1.5倍となり、過去最高の45者を記録しました。

今回の取り組みについて、プロジェクトの中心メンバーであるKSAPの村上様、相川様、そして監修にご協力いただいた若林様からコメントをいただきました。
